龍乃一味のカオスな学園生活
傍から見れば、書記に迫る生徒会長の図。

しかもどちらも女の子。

君達アレなのか、ゆりんゆりんなのか。

そんな風に思わずにいられない絵面だ。

「何だ亜鳥、我を待っていたのか?」

「ハ、ハッ、笑わせないでよ。何で私がアンタを待たなきゃいけない訳?私はいつだって相手を待たせる側よ?高位妖怪の翼を持つ河童が、待たされる側に回る訳ないじゃない」

「ほぅ?龍乃やノエルは、亜鳥が我を待ちくたびれて機嫌が悪いような事を言っておったが?」

「アイツら…」

チッと小さく舌打ちする亜鳥。

「べ、別に。相手してやるに値しない男どもばかりで、退屈していただけよ。クリスマステロなんて言ったって、所詮は庶民のお遊びね。この私を愉しませるまでには至らないわ」

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