龍乃一味のカオスな学園生活
ま、当然の如く床一面にぶちまけられたバケツの水。

「そそっかしいなぁ、セレナは」

「あうう、ごめんなさい兄さん…皆さんも…仕事を増やしてしまって…」

謝るセレナを励ましながら、床の水を拭きとる。

それが終わる頃には。

「…こんなもんかな」

立ち上がったノエルが額の汗を拭う。

生徒会室は見違えるように綺麗になっていた。

ほんの二ヶ月ほどしか使わなかった生徒会室だが、やはり愛着もある。

まだ来年もお世話になるのだ。

しっかり掃除を済ませると気分がいい。

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