龍乃一味のカオスな学園生活
さくらの言葉に、顔を見合わせて頬を赤らめる武とセレナ。

「い、いや俺はだな、ただ生徒会役員として話をしているだけであって、別にセレナ殿に不埒な感情を持っている訳では…」

「わわ、私も、別に花ちゃんの事をダシに使って武君に言い寄ろうとか、そんな事を考えている訳では決して…」

誰もそんな事は言っていない。

君らは基本、清い交際しかしないと誰もが思っているよ。

善の息子に拓ちゃんの娘だから。

不埒な感情を持っていそうなのは、スペシャルバカの娘とか軟弱変態とかだな…。

「何か言ったか理事長…」

月蝕の鯉口を切る刹那。

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