龍乃一味のカオスな学園生活
ガツンとおげんこを頭に頂いたさくら。

タンコブこさえて蹲る。

騒々しい。

成程、翡翠が丹下家に将棋盤持参で逃げたくなる訳だ。

大旦那の心中察して余りある話。

と、そこへ。

「何を滑稽劇をやっておるか」

次期宗主・瑠璃が歩いてくる。

「瑠璃、これからお蕎麦とお節の材料の買い出しに行くアル。ついて来るアルか?」

「…ああ」

そう言ってスルリと鬼龍の腰に手を回す瑠璃。

「こ、こらっ…すぐにそうやって触るなアル」

「腰に手を回すくらいよかろう。尻を撫でている訳ではない」

「あんっ!そう言って手がお尻に下がっているアル!」

相変わらず公衆の面前でバカップルな瑠璃と鬼龍。

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