龍乃一味のカオスな学園生活
「それに」

さくらに背を向け、瑠璃は歩き出す。

「龍之介…あれはよく食うからな…奴一人で四人分は勘定しておかなければならん」

「えっ…?」

瑠璃の背中を見るさくら。

「…瑠璃とめのうも呼ぶのだろう?」

振り向きもせずに、瑠璃は呟いた。

「奴らも夕城の家族だ。正月に呼ぶのは当然の事だろう…元旦には間に合うように帰って来いと、速達で手紙を送り付けておけ」

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