龍乃一味のカオスな学園生活
粋な計らいで、校舎内に入る事を許された龍乃一味。

その足は階段を駆け上がる。

「刹那君早く早く!急がないと間に合わないよっ!」

琥珀が刹那の手を握って階段を急ぐ。

「お先っ」

黒い翼で屋上へと先に上がるのは亜鳥。

「あっ、ズルいぞ亜鳥っくす!」

龍乃も自慢の健脚で階段を走る。

校内を走ってはいけませんと言い聞かせているノエルや刹那は、少々複雑な心境だ。

まぁいいか、正月だし。

無礼講だ。

< 598 / 852 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop