龍乃一味のカオスな学園生活
ノエルが龍乃を連れて行ったのは、天神中華街。

正月ともなれば、華やかな飾り物と共に賑やかな雰囲気に包まれている。

中国では旧正月の方を本格的に祝うのだが、天神地区は目出度ければその辺の細かい事は気にしないらしい。

その中華街の一等地、龍虎軒の暖簾を潜る。

「ん?中華?お汁粉じゃなかったっけ?」

首を傾げる龍乃。

「ほら、ここのしまじろう先生は甘党でさ、甘味も美味しいって有名なんだ。前にセレナに教えてもらってね」

言いながら、ノエルは店の中に入っていく。

< 615 / 852 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop