龍乃一味のカオスな学園生活

お父さんご挨拶に伺いました

年明け早々の鴉丸のお城近辺の縄張り。

「!!!!」

異様なまでの威圧感に、鷹雅は顔を上げる。

城の外では、子分の河童達が沼から出たり入ったり大騒ぎしている。

妖怪だけではない。

狐やら狸やら鼬やら野鳥やら、山に住んでいる野生動物達も、その威圧感に脅えて逃げ惑う。

「おのれ、ここが鴉丸の縄張りと知っての狼藉か」

飛燕が強烈な気配に臨戦態勢をとる。

「久々だな、ここまで挑発的に気配丸出しで御山に入ってくる奴は…大抵の奴は、鴉天狗の俺達に気付かれねぇように、気配も妖気も殺して入ってくるのによ」

鷹雅は早速黒い刃の刀を発現させて戦いに備える。

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