龍乃一味のカオスな学園生活
「下がれ」

瑠璃が分家の者に言う。

「血筋を言うなら、この男は貴様よりも上等な血統だ。龍之介は臥龍の息子だからな」

「が、臥龍っ?」

「何と!太古に天神で猛威を振るった神獣の血筋!」

どよめく宴席の場に。

「父様!父様!」

娘のさくらがやって来る。

「申し訳ありません父様!まだ次期宗主と奥方の種付けは終わっておりません!さくらが大晦日から元日の夜にかけてお二人の寝所を検分しておりましたが、お二人乳繰り合うばかりで肝心の挿にゅ…「わあぁぁあぁあぁぁぁぁあっ!」

さくらの発言を、鬼龍が慌てて阻止する。

挿にゅ、って何だ。

「まだなんだ」

「まだなんだ」

「姫初めまだなんだ」

分家の男性陣ほっこり。

臥龍の娘はデリカシーのなさも受け継いでいる。

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