龍乃一味のカオスな学園生活
「龍之介殿」

そんな龍之介に歩み寄ってきたのは武。

「明けましておめでとうございます」

「おぅ、韋駄天の具合はどうだ?」

ニッと笑う龍之介。

「はい、俺の身の丈に合った銘刀を鍛えて頂き、大変有り難く思っております」

「"駄作"だよ、銘刀にするにゃあお前の切磋琢磨が必要だがな…ま、親父の菩薩を使いこなすまでの繋ぎにしてくれや」

武の肩をポンと叩いていると。

「ん?」

武の背中に隠れている、ちっさい小動物発見。

「何だこの小娘はぁ?」

「お兄様たすけてぇえぇええぇえぇえぇっ!」

花には目付きの悪い龍之介は、些か刺激が強すぎるようです。

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