龍乃一味のカオスな学園生活
「冬樹君風邪とか引いてなぁぃ?」
「…………生まれてこの方…風邪は引いた事ありませんので…」
花の問いかけに答える冬樹。
流石雪女の息子。
寒さには滅法強い。
人間だと身を震わせるような寒さでも、彼にとっては快適な気温なのかもしれない。
というか、雪女の血筋って『寒い』という概念はあるのだろうか?
「すごいねえ冬樹君は」
言いながら微笑む花だが、息は白く、時折寒そうに両手を重ね合わせている。
「…………」
花の手を温めてやろうと手を握ろうとする冬樹。
しかし、清掃活動の途中で手が汚れているので。
「…………どうぞ」
自分の着ている上着を、花の小さな体にかける。
「風邪を引いては…………大変ですから」
「…………生まれてこの方…風邪は引いた事ありませんので…」
花の問いかけに答える冬樹。
流石雪女の息子。
寒さには滅法強い。
人間だと身を震わせるような寒さでも、彼にとっては快適な気温なのかもしれない。
というか、雪女の血筋って『寒い』という概念はあるのだろうか?
「すごいねえ冬樹君は」
言いながら微笑む花だが、息は白く、時折寒そうに両手を重ね合わせている。
「…………」
花の手を温めてやろうと手を握ろうとする冬樹。
しかし、清掃活動の途中で手が汚れているので。
「…………どうぞ」
自分の着ている上着を、花の小さな体にかける。
「風邪を引いては…………大変ですから」