龍乃一味のカオスな学園生活
「よし、冬樹っちに花っち!」

龍乃が二人の背中をバンッ、と叩いた。

「チューしよう!」

え、何でっっっ?

「豆っちの前でラブラブぶりをアピールして、安心させてあげるんだよ。それが何よりのお詫びになるよ」

「え、で、でも…」

綾小路に顔を隠しつつ、冬樹を見る花。

視線が合った途端に。

ぼっっっっっ、と。

花は湯気が出そうなほどに赤くなる。

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