龍乃一味のカオスな学園生活
そんな花を。

「!」

冬樹はそっと両手で離した。

「ふ、冬樹君…?」

「……花さんの大切な唇です…豆太郎さんにはお詫びはしますが…このような形で初めてを許すのはよくないと思うのです…」

完全に『チューしちゃえよ』な流れとなり、フラグの立っていた状況を、冬樹が見事にへし折った。

何という男前。

据え膳を食わぬ事が、こうもカッコいいとは。

しかしその直後。

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