龍乃一味のカオスな学園生活
頼張風紀委員の長い口上を聞き終えた所で。
「下らんな」
スパン、と。
抜き放たれた武の韋駄天が、風紀委員の竹刀を鍔元から切断した。
「一つ、天神学園に上下関係など存在せん。生徒会、三役、一般生徒に至るまで、全て平等な立ち位置だ」
「な…し、真剣っ…?」
竹刀を切断され、風紀委員は初めて武の得物が本物の刀である事に戦慄する。
「一つ、風紀委員の務めは『生徒会長の警護』でなく『学園の風紀を正す』事だ。根本からして貴様は思い違いをしている」
韋駄天を静かに納刀する武。
「一つ、貴様、構えからして旧琴月の流れを汲む剣術の使い手のようだが…竹刀とはいえ、無闇に殺人剣を振るうな。風紀委員が聞いて呆れる」
「下らんな」
スパン、と。
抜き放たれた武の韋駄天が、風紀委員の竹刀を鍔元から切断した。
「一つ、天神学園に上下関係など存在せん。生徒会、三役、一般生徒に至るまで、全て平等な立ち位置だ」
「な…し、真剣っ…?」
竹刀を切断され、風紀委員は初めて武の得物が本物の刀である事に戦慄する。
「一つ、風紀委員の務めは『生徒会長の警護』でなく『学園の風紀を正す』事だ。根本からして貴様は思い違いをしている」
韋駄天を静かに納刀する武。
「一つ、貴様、構えからして旧琴月の流れを汲む剣術の使い手のようだが…竹刀とはいえ、無闇に殺人剣を振るうな。風紀委員が聞いて呆れる」