龍乃一味のカオスな学園生活

学園対抗どっちが優秀な生徒会か対決!(その2)

「全く」

武がスタスタと龍乃達の元へ戻ってくる。

「何がレクリエーションなものか。連中、はじめから我々を痛めつけるつもりでいたらしい」

それが、武達が真剣を持っていた事を知り、今頃になって泡を食ったという訳だ。

頼張の生徒達の中には、本物の刀など卑怯だの、銃刀法違反だのと喚き立てている者もいるが、天神シリーズで今更なツッコミである。

そんな常識的な事言うなら、天神学園に喧嘩売らなきゃいいのに。

「あ、貴方達!」

さっきの清楚『そうな』頼張の副会長が、金切り声を上げて叫んだ。

「どこまで常識のない方達なの!そんな危険な刃物を向けて振り回すなんて!危ないとは思わないのっ?これだから野蛮な学園の人達は!」

交流戦という名目で、痛めつけようとしていたのは野蛮ではないのだろうか?

< 721 / 852 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop