龍乃一味のカオスな学園生活
「ならば俺も愚弄してよいという事だな」

「あ゛ぁ?」

突然聞こえてきた声に、鎌瀬戌の生徒達が振り向くと。

「ぎゃっ!」

振り下ろしの月蝕の峰打ちが、一人の生徒の頭に叩き付けられた!

潰された蛙みたいに、無様に地面に叩き伏せられる生徒。

「豆太郎、大丈夫か」

「せせせせ、刹那さんんんんっ」

豆太郎が、ぴゃーっ、とか言いながら刹那の背後に隠れる。

「天神学園生徒会風紀委員の、音無 刹那という。校外風紀活動に「おめぇ何しやがんだこの野郎!ボコられ…」

刹那の言葉に被せて、啖呵を切る鎌瀬戌の生徒だったが。

「まだ俺が…」

刹那は御構い無しに月蝕を斬り上げ。

「話している途中だろうが」

生徒の顎を峰打ちでかち上げる! 

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