龍乃一味のカオスな学園生活
「あーあ、私も帰ろうかしらね」

んーっ、と伸びをするのは亜鳥。

最近は龍乃の書類仕事の手伝いもコツを摑んできたのか、ノエルと一緒に手早く終わらせられるようになった。

なのに肝心な龍乃の手際がいつまでもよくならないってドユコト?

「そろそろ手伝い無しでできるようになりなさいよねっ、龍乃」

「そんな事言わないでさあ、手伝ってよ亜鳥っくすぅ」

唇を尖らせる龍乃。

「まぁまぁ亜鳥さん、みんなでやった方が早く終わるし」

ノエルが苦笑いする。

「ノエルは龍乃には甘いのよね(そうやって甘えさせて、私から龍乃=臥龍を奪おうったってそうはいかないんだから)」

相変わらずここでは奇妙な三角関係が成立している。

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