龍乃一味のカオスな学園生活
「いいねー、花っちと冬樹っち、ラブラブなんだねぇ、もーおまいら付き合っちゃえよぉ」

花の肩を軽く押す龍乃に、ぷるぷる族赤面で大慌て。

そういう訳じゃないよっ、仲良しでいつも一緒にいてお昼ご飯も放課後も一緒で生徒会会議も隣同士に座ってて、たまに清掃活動も手伝ってあげてるだけで、付き合ってるとかじゃないんだよっ、とか弁解するが、そういうの付き合ってるっていうんじゃね?

まぁ冬樹の両親同様、こういうノンビリした緩やかスピードで、仲良くなるのがこの二人には似合っているのだが。

「ねっ、冬樹君っ、私達お付き合いとかそういうのじゃ…」

同意を求めようと花が冬樹の方を振り向く。

そんな冬樹の背後で。

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