龍乃一味のカオスな学園生活
「…………………」

無言のまま、首を垂れる臥龍の姿を見る冬樹。

「……かつて天神の地を荒らし回ったという貴方が…たかだか十数年しか生きていない若輩者の僕に頭を下げる…変わりましたね…貴方は…」

「そのような話はよい、事態は急を要するのだ、早く封印を…」

「……貴方は、今の今まで、他人を心配する発言しかしなかった…僕の心配をし、花さんの心配をし、宿主である龍乃さんの肉体の心配をした…」

「冬樹!その話はあとで…」

「既に封印は効力を失っています」

「…………な…に…?」

冬樹の言葉に、臥龍は愕然とした。

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