龍乃一味のカオスな学園生活
毎年2月に入ると、この悶々とした感情を吐露する場もなく、刹那は人知れず苦しんでいた。

それが昨年、遂に琥珀への想いを遂げ、晴れて恋人同士となる。

これで苦しみから解放される。

褐色の甘美な毒からも逃れ、幸せな日々を送れる。

そう考えたのも束の間。

『琥珀さん、今年もチョコ送らせてもらいたいんだけど、どんなのが好みかしら?』

『琥珀先輩、私からの気持ち受け取ってもらえますか?せめて琥珀先輩の好みのチョコを贈らせて頂きますから』

貴様らはこれでも食らえっっっっ!(カ○ムーチョ)

琥珀は俺の女だ!

他人の女に、甘菓子送ってくるなっっっっ!

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