龍乃一味のカオスな学園生活
「亜鳥っくす何しに来たん?バレンタインのチョコ買いに?」

店のバレンタインチョコの特設コーナーを見ながら呟く龍乃。

「わ、私はそんな俗っぽいものなんて買わないわよ。何で高位妖怪の私が、男に貢物なんてしなきゃならないの」

「へー、カッコイイなぁ亜鳥っくすはぁ、男の子にチョコなんてあげないんだね」

「う゛…そ、そうよ…」

渡してるとこ目撃されたらどうしよう…。

「そ、そういう龍乃は?生徒会長の癖に、バレンタインチョコなんて買う訳?」

「アタイ?えへへ~」

バレたかとばかりに、頭を掻きながら照れ笑いする龍乃。

「父ちゃんと、家に遊びに来る翡翠おじさんと、ノ、ノエルっちにもあげようかなぁなんてさ」

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