龍乃一味のカオスな学園生活
それにしても、毎朝亜鳥と競うように生徒会室に向かう龍乃が、この時間にこんな場所にいるのは珍しい。
どうやら亜鳥に生徒会室を締め出されたらしい。
というのも。
「何だ亜鳥…こんな早くに呼び出すとは…」
着物の懐に手を突っ込んでボリボリ掻きながら、臥龍が欠伸する。
「う、うるさいわねっ、アンタは黙ってっ…」
赤面硬直不規則な動きでギクシャクしながら。
「これを受け取ればいいのよっ」
先日チョコ売り場で買ってきた明○チョコレートを湯煎し、型に流し込んでトッピングした物を臥龍に差し出す亜鳥。
「む?何だこれは。貢物か?可愛げのある事をするようになったな」
ニヤニヤ笑う臥龍。
「み、貢物じゃないわよっ!何で私がアンタみたいな蛇に貢がなきゃならないのよっ!」
しかし、臥龍はバレンタインというものを知らないのだろうか?
ならばちょうどいい。
このまま知らせぬままに渡しておけば、余計な勘繰りをされずに…。
思いながらチョコを押し付けようとした亜鳥は。
「しかし、そうか…今日という日に甘菓子を我に渡すとは、お前も満更ではないのだな…?」
知っていながら惚けていた人の悪い臥龍の発言に、更に赤面する事になる。
「ちちちちちちち違うんだからっ!そういうんじゃないんだからっっっっ!」
どうやら亜鳥に生徒会室を締め出されたらしい。
というのも。
「何だ亜鳥…こんな早くに呼び出すとは…」
着物の懐に手を突っ込んでボリボリ掻きながら、臥龍が欠伸する。
「う、うるさいわねっ、アンタは黙ってっ…」
赤面硬直不規則な動きでギクシャクしながら。
「これを受け取ればいいのよっ」
先日チョコ売り場で買ってきた明○チョコレートを湯煎し、型に流し込んでトッピングした物を臥龍に差し出す亜鳥。
「む?何だこれは。貢物か?可愛げのある事をするようになったな」
ニヤニヤ笑う臥龍。
「み、貢物じゃないわよっ!何で私がアンタみたいな蛇に貢がなきゃならないのよっ!」
しかし、臥龍はバレンタインというものを知らないのだろうか?
ならばちょうどいい。
このまま知らせぬままに渡しておけば、余計な勘繰りをされずに…。
思いながらチョコを押し付けようとした亜鳥は。
「しかし、そうか…今日という日に甘菓子を我に渡すとは、お前も満更ではないのだな…?」
知っていながら惚けていた人の悪い臥龍の発言に、更に赤面する事になる。
「ちちちちちちち違うんだからっ!そういうんじゃないんだからっっっっ!」