龍乃一味のカオスな学園生活
「花ちゃんは冬樹君にチョコあげたんだね」
龍乃の隣、ノエルがほのぼのした様子で呟く。
ノエルはというと、彼も副会長、真面目で誠実な人柄、更に龍娘流中国拳法を嗜む武道家という事で、そこそこの数のチョコをもらっているようだ。
こう見えても生徒会役員男子陣は、全員モテる。
だから。
「ア、アタイは手作りっていうか…亜鳥っくすに教えてもらった簡単なやり方でチョコ固め直しただけなんだけどさあ…」
そう言って。
龍乃はオズオズと机の中からチョコを取り出す。
何かラッピングもイマイチ不格好な、雑な包装。
だからこそ、これが龍乃の手で施された物なのだというのが一目瞭然。
下手糞なりに、一生懸命自分でやったのだろう。
「え、ぼ、僕にくれるのっ?」
「えっ、いらないっ?アタイのはやっぱ不味そうっ?」
「そっ、そんな事言ってないよっ!欲しいってば!」
琥珀、刹那、武の三人がドタバタしているドサクサに紛れて、育まれる生徒会長と副会長の恋。
龍乃の隣、ノエルがほのぼのした様子で呟く。
ノエルはというと、彼も副会長、真面目で誠実な人柄、更に龍娘流中国拳法を嗜む武道家という事で、そこそこの数のチョコをもらっているようだ。
こう見えても生徒会役員男子陣は、全員モテる。
だから。
「ア、アタイは手作りっていうか…亜鳥っくすに教えてもらった簡単なやり方でチョコ固め直しただけなんだけどさあ…」
そう言って。
龍乃はオズオズと机の中からチョコを取り出す。
何かラッピングもイマイチ不格好な、雑な包装。
だからこそ、これが龍乃の手で施された物なのだというのが一目瞭然。
下手糞なりに、一生懸命自分でやったのだろう。
「え、ぼ、僕にくれるのっ?」
「えっ、いらないっ?アタイのはやっぱ不味そうっ?」
「そっ、そんな事言ってないよっ!欲しいってば!」
琥珀、刹那、武の三人がドタバタしているドサクサに紛れて、育まれる生徒会長と副会長の恋。