龍乃一味のカオスな学園生活
そんな大人は、ここに来るといい。

いつも爆発の音と黒い煙が立ち込めて、教師が悪ガキ追いかけ回して廊下を走っている。

それを校舎の窓から眺めて、逃げ切るだの捕まるだの言いながら、学食の食券賭ける。

優等生なんて一人もいない。

模範生なんて一人もいない。

どちらかというと落ちこぼればかり。

だけど、それを誰も咎めたりしない。

だってみんな一緒だから。

不器用で、要領悪くて、上手に生きられない。

そんな、いつまで経っても子供な大人ばかりの学び舎。

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