龍乃一味のカオスな学園生活
「丁度いい所に来たわ」

ギロリと雪菜を睨む亜鳥。

「その雪女に用事があるの。引き渡してもらおうかしら」

「どういった…ご用件でしょう…?」

雪菜を庇うように立つ小岩井に。

「私は!」

亜鳥は仁王立ちになって叫ぶ!

「鴉丸の誇りである河童の皿を!雪女の呪いのせいで失ったのよっ!」

「「……」」

ポカンとした顔をする小岩井と雪菜。

ややあって。

「それはよかったですね…」

「おめでとうございますぅ」

夫婦揃って亜鳥をお祝い。

「うぎゃーっ!イラッとするわこの馬鹿夫婦!」

亜鳥、頭を掻き毟る。

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