龍乃一味のカオスな学園生活
「いいっ?私は!」

亜鳥は親指で自分の胸を指す。

「由緒正しき翼を持つ河童の末裔!」

「……」

そこからして既に間違いなのだが、ボーッとしたまま突っ込まない小岩井。

「河童にとって、頭の皿は何よりの誇り!だけど私は父上と祖父の会話を聞いたわ!雪女!お前の呪いのせいで、私の誇りである皿は失われてしまったとね!」

「はぁ…」

何のこっちゃ、な雪菜。

夫婦揃って話が見えてない。

「だから私は誇りを取り戻す為に、お前達を討つ!趣旨は理解できたっ?」

「…………はぁ……」

「何よその煮え切らない返事はっ!あ゛ーイライラするっ!」

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