龍乃一味のカオスな学園生活
「今のところ、問題はありませんね。生徒会は滞りなく運営できています」

満足そうに頷くノエルに。

「異議あり」

刹那が挙手する。

「何処が滞りなく、だ?肝心な奴がまるで仕事をしていないだろう」

そう言って、刹那の視線は龍乃に向けられる。

「丹下 龍乃、貴様生徒会長としての自覚はあるのか?」

「ふぇ?」

頬杖をついていた龍乃は、目を丸くする。

「大体、会議の進行も全てノエルがやっている。本来は貴様の仕事だろう。分かっているのか?」

「い、いいんだよ刹那君、会長のフォローも副会長である僕の仕事だから…」

ノエルは苦笑いするが。

「ノエル、お前もだ。そうやってなあなあにするから、龍乃が増長する」

厳しい指摘をする刹那。

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