この恋をつないで
小箱の中の石が光った時に何かが起きた?

ベッドの上の小箱を拾い石に触れた。

石は全く光りもせず何の変化もおきない。

「どういうことよ、これ…」

小箱を片手に立ち尽くした。

家の中の様子が気になって部屋を恐る恐る出た。


あまり変わらないな。


あ、おじいちゃん…


食卓テーブルの椅子に腰掛ける後ろ姿。


こうやって見るとおじいちゃん髪の毛今よりまだあるな…


「由実子さぁん、お茶くれんか」


あ、喋り方は変わらないわ。


「マジで…私、高校生に戻った⁈」


階段に座り込んでいると、


「姉ちゃん、邪魔」

後ろから足で背中を突っつくのは…弟の未来。


弟の足をギュッと掴んだ。


「いってぇな、怪力女」


このクソ生意気な弟の声変りしたばかりの懐かしい声。








< 14 / 14 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

縁〜サイダーと5円玉と君の靴ひも〜

総文字数/80,045

青春・友情115ページ

表紙を見る
君が残してくれたもの

総文字数/80,547

青春・友情181ページ

表紙を見る
青い春の真ん中で

総文字数/73,630

青春・友情163ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop