君に送る唄
「はぁ?何これ…
意味わかんないんですけどー。はは。ばからし。」

ななは笑っていた。
だが目は笑っていなかった。その笑いにみんな少し
恐怖を感じていた。








「あやー?携帯かしてくれない?」ななは目の笑っていない笑顔であやに手をさしだした。







「う…うん。」あやは携帯をななに渡した。







カチカチカチ……
ななのメールを打つ音だけが5人の間に響く。





パチンッ
「…ーっよし!できた!じゃあどっか行こうよ♪」
ななは携帯を閉じて笑顔でみんなに言った。







「うん……♪」
みんな引きつり笑いでななにあわせた。






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