小学校3年のときに
大阪から転校してきた。

だからずっと関西弁だ。




「槙田って泣くんやな。」

そう言って
斉藤は私の手を引っ張った。


「ほら乗れ。」


「はぁ?何であんたの自転車なんかに…」

私をさっと抱き上げ
荷台に乗せた。


「ちゃんと捕まっときや~!」


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