恋
「そういえば、この前の生意気な1年、
林田くんのこと好きだったらしいよ~。」
グミを頬張りながら志織が言った。
「あぁ~だからあんなに
沙希のこと否定したわけだ!」
美桜が手をパンッと叩いた。
「だって、沙希が可愛くないなら
誰が可愛いねんって話でしょ?」
「えぇ!?何言ってんの詩織さ~ん!?」
私はすかさず反論。
「いやいや、結構裏で人気よあなた。」
美桜が言うと
「ほんとだよ~!
可愛いって男子が話してるの
聞いたことあるもん!」
菜緒まで…
私は褒められるのになれてない。
だってかわいくないし…。
自分に自信なんて
これっぽっちもない。