伝説のヤンキー I
蓮が立ち上がり2人は互いの顔をみて睨んだ

「しつこいね、あんた」

「それはてめえの方だろ?」

ドン

2人は近くにあった瓦礫などを利用して高く飛びそして2人の剣はぶつかりあった

キィィィン

だが、それでもお互い一歩も譲らない

「俺が何であいつの力を求めてるかわかるか?」


「そんなの知るわけないでしょ?」


「俺はこの世界を支配したいんだ
俺はこの世界が憎い。俺の全てを奪った…この世界が…」


「世界を支配…?それと橘裕翔の力と何の関係があるわけ?」


「必要に決まってるだろ?あの力は世界を支配できるんだ。橘裕翔の力は…お前の持つある力と同じ。つまり同じ権限を持てる。」


「…確かにそうだね。でも、私が生きてる限りその権限は貴方にはならない。例え橘裕翔の力を手に入れてもね」

「あぁ、だから今ここで殺してやるよ。お前を…」

「ふぅん、そう。やってみれば?」

「えっ?」

RIAはいつの間にか蓮の前から姿を消していた


そして…蓮が気付いていた時には蓮の真後ろにいた

蓮の真後ろに来たと同時にRIAは指を鳴らした


パチーン


「はっ、なんだよ。それ…。たかが指を鳴らしたぐらいで…え…な、なんだよ…これ…」

蓮は急に苦しみだした

「自分の醜い過去をそこでみとけば?」


「やめろ…やめて…くれ…。
うぁ…あ…ぁ…ぁ」

蓮は頭を抑え地面に膝をついた

そして終いには頭も地面についた


「うわあ¨あ¨あ¨あ¨あ¨あ¨あ¨」


「ふっ、自分を…過去を振り返っとけばいいよ。ずっと…そこで…」
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