伝説のヤンキー I
紗希SIDE



夜の19時

ライが私の家に来た

裕翔と愛梨は無事家に届けた。




そこでホッとした


だけどライはホッとしない


理由は簡単


妹に辛い過去をまたみせてしまったから


あれはまだ私達が小学4年生の頃


ライ達はいつも通り生活をしていた


ただ1つ違うのは古畑愛梨が側にいない事

みんなは愛梨ももう小学4年生だから友達と遊んでるんだろうと思ってた


ライ達はいつも通りに遊んでいた

そしてライが帰宅したのは夜の20時


帰ってきても愛梨の姿が見当たらない

ちょうどライの父さんが帰ってきてたから聞いてみた


だけど帰ってきてない。それで警察に連絡したりして愛梨を一生懸命探した

幼なじみである裕翔も


愛梨がみつかったのは2日後の昼だった


みつかった愛梨傷だらけで大人が近付けば「来ないで…イヤ…来ないで…怖いよ」と言ってた

そして愛梨が落ち着き事情を聞いたら


「いつも通り公園に行こうとしたら後ろから誰かに引っ張られてどこかに連れて行かされた。そしてナイフで顔を傷付けられたり蹴られたりした」らしい


あの倉庫ではその夢をまたみせていた


あの倉庫は安全で例え入口をみつけても開け方を知らない者は一切開けれない


だけど安全な変わりに倉庫に魔力がない者を入れたら自分の辛い思い出したくもない過去をみせる。


安全な場所


だけどその代償は高い

人生はそうゆう者



幸せになるには何かを代償にしなければならない


大切な人を守るには何かを代償にしなければならない


私はずっとそうだった…



これでいいんだ

間違ってない。


私はそう勝手に思い込んだ


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