伝説のヤンキー I
第二章

総長の死 【夜桜混乱篇】

暗い夜の中


「お前が夜桜総長か?」


「そうだけど、お前誰だ?」


「俺?俺は…〝ショウ〟」


「ショウ?(どこかで聞いた事ある名前だ チッ暗くて顔がよくみえねえ)」


ショウと名乗る男と
夜桜総長が何やら立ち話をしていた



「あぁ、相原圭。お前は今日ここで


〝死んでもらう〟


異論は認めない。これは決定事項だ」


ショウと名乗る男はいきなり相原に死を宣告した


「いきなり何言ってんだ?死ぬって…
俺が誰かに殺されるって事か?」


「あぁ、そうだ。誰かに。じゃなく俺に殺されるんだ」


「あんまなめんなよ。伊達に総長やってねえんだよ」


「それはどうかな?俺はどこの族にも入っていない。だけど______」




ショウは何かを喋った


そして相原は

なぜか驚いており



「お、おまえ…まさか…」


相原は何かに気付いた

だが、気付くのが少し遅かった



グサッ


ショウは相原の心臓を突き刺した



「じゃあね、圭さん。あんたは優しいだったよ。でも、その優しさがあんたを殺したんだよ」



と呟きながら



そして



「出来ることなら殺したくなかったよ」




と言い残しその場から立ち去った…

< 115 / 168 >

この作品をシェア

pagetop