伝説のヤンキー I
その頃

夜桜では…

涙を流し泣いてる者が沢山いた


だが、涙を流してない者が1人


その1人とは




夜桜副総長 北川奏也(きたがわ そうや)



「圭…。一体誰が圭を…」

涙は流してないとしても
悲しんでる事は確か

その証拠に手を血が出るほど握っている


「奏也…。どうする?」

「知らねえよ」

倉庫内は至って静かだった

みんな

誰が圭を…


誰が総長を…


全員相原を殺した犯人を憎んでいる


そこで副総長はある事を思い出した


「なぁ、そう言えばさ圭って…黒星のRISEとなんか因縁あったよな」


「そう言えばそうだな。圭は誰にでも優しいけどあいつにだけは全く優しくなかったな」


そして北川は


ある事を頭に過ぎった


もしかしたら


黒星のRISEが…。





北川はみんなにこう命じた

「圭の葬式が終わった次の日に黒星に攻め込む」


北川は冷静差を失っていた



それはまるで


黒星のRISEが圭を殺したと決め付けてるみたいだった

そして



その仲間である黒星全員を殺そうとしていた…
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