伝説のヤンキー I

夜桜がアジトで作戦会議をした次の日

その日はちょうど学校が休みだった


「お母さん、友達と遊びに行ってくる」

「そう、行ってらっしゃい」


そう言って紗希は家を出た

「ごめん、恭弥。待った？」

「いや、待ってねえよ」

「つーか、お前本当アニメ好きだよな」

「え〜、だって面白いし…」

「ほとんどアニメの映画ばっかだろ？」

「そんな事ないって」

「今日みる映画もアニメだろ？」

「まぁ、そうだけど…」


紗希と恭弥は2人並んで歩き映画館へと向かった

そして映画館に着き2人はポップコーンやジュースを買い映画館に入った

.


．


．


．

「いや〜面白かった〜」

「まぁそれなり面白かったな！」

「でしょ〜？」


2人は映画を見終わり話ながら映画館から出て来た

「…ッ！」

「紗希？どうした？」


そしたらいきなり紗希が立ち止まった

恭弥は紗希が立ち止まったのに気付き問いかけたが


「ううん、何でもない。行こう」

「あ、あぁ(なんか隠してやがる。)」


恭弥はさっき紗希がみてた方向をみた


(あいつ…どっかで…みたことあるような気が…確か…名前は何とか溝口なんとか…だったような…ま、いっか)


(なんであいつがこんな所に…
アメリカに留学してたはずなんだけど)


2人は何も喋らずただただ歩いていた

そしたらいきなり2人のケータイが鳴り出した


「なんだよ、洸夜」

「なに？荵」

恭弥は洸夜からの電話で紗希は荵からの電話だった


「「はぁ？チッわかった。すぐ行く」」



2人は同時に電話を切り走り出した

その電話とは…




『夜桜がいきなり俺らのアジトに攻め込んで来やがった！夜桜だけじゃねえ夜桜の傘下の族がいくつか攻め込んで来やがった！俺らの今の人数じゃ流石に無理だから今すぐ来い！』



との事だった…