伝説のヤンキー I
謎に包まれた男【夜桜混乱篇 (完)】
北川SIDE
心の中ではわかってた
あいつが…RISEが圭を殺してない事ぐらい…
ただ混乱してるだけなんだ
例え喧嘩をしていてもRISEの圭をみるめは…どこか切なそうな表情だった
そんな切なそうにみてる奴を殺すわけがない
それに圭が誰かに殺される前にもRISEと喧嘩をしていた
その時も切なそうに圭をみていた
そんな奴がいきなり殺すわけねえだろ?
だから…例えあいつが殺したとしても…
自分の意思で殺った事じゃない。
それに…もしあいつが…誰かに命令されて殺したとしたら…
必ず謝るはずだ
前に1度誰かの命令に圭の彼女を殺せ。と命令された時…ちゃんと謝り土下座もした
もちろん許せるわけじゃねぇ
でも…あいつが自分の意思で殺った事じゃない事はわかった…
だからか知らねえけど…
徐々に憎しみも薄れていった…
だからもし…
あいつが圭を殺したならまた…謝り土下座でもするだろ…