伝説のヤンキー I
私達はそれぞれの教室に向かっていた

紗希「無駄に広いね」

荵「そうだな。でもさ俺ら組近くてよかったじゃん」
紗希「まぁ確かにね。」
洸夜「てゆーか、橘裕翔はどこにいるの?」
恭弥「さぁ知らね。紗希のいる教室行けば会えるしいいじゃん」

洸夜「そうだね」

めんどくさいけどやるしかないよね

なんで私がこんな事しないといけないわけと最初は思った
けどこれは私が選んだ道

最初は後悔した時もあった
でも今は後悔なんてしない

この道を選んでよかったって
今はそう思う

紗希「あった、3組。ここか」
恭弥「じゃあな〜。また後で」
紗希「うん、また後で」

ガラガラガラ

えーっと私の席は…っと

ここか。隣は…

まだ来てないか
んで例の子はどこだろう?

出席番号20番だったから

「あそこか…」

ふーんあの子ね
まぁなんとなく私に似てるけど
気付かれないよね?

似てるって言っても目と鼻がほんの少し似てるぐらいだしじっくりみないと気付かないだろうし

とそんな事を思っていたら隣の席の子がきた

ガタッ

知らない子だ
可愛い子

「ヨロシクね私、小雪未奈って言うんだ!未奈って呼んで!」

と私に喋りかけてきた

紗希「うん、ヨロシク。私は大瀬紗希。普通に紗希って呼んでくれていいよ!」

未奈「うん、いきなりだけど紗希ってどこの小学校に通ってたの?」

小学校の事はあんまり聞かれたくないけどでもいつかバレる事だし…
どこに通ってたぐらい別に言ってもいいや

紗希「如月小学校ってところだよ」

未奈「へぇ、そうなんだ〜!」

紗希「うん、未奈はどこの小学校に通ってたの?」

未奈「私はね〜」

とそんな話をして入学式も終わりあっという間に帰宅する時間になっていた

未奈「紗希この後誰かと帰る約束してる?」
紗希「え?あぁうん。してるけどそれがどうしたの?」
未奈「そっか〜。方向一緒だし一緒に帰ろうかなと思ってさ」

紗希「そうなんだ、ゴメン!また明日にでも一緒に帰ろ?」
未奈「うんそうだね!」
紗希「じゃあ、私帰るね」
未奈「バイバーイ」
紗希「バイバーイ」

未奈とバイバイしたあとすぐに5組の教室前にきた

5組まだ終礼終わってないんだ

え〜っと荵と洸夜は…

キョロキョロしていた所私はある人物を目にした

その人は死んだあの子にそっくりだった

そして私はすぐに気付いた

あの人が死んだあの子の


___双子の弟___


なんだって



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