伝説のヤンキー I
何で同じ学校に?

まさか同じ学校にいるなんて思いもしなかった。まぁ同じクラスじゃないだけまだマシか

でもあの子との約束は守らないといけないから


___「私の双子の弟を守ってほしいんだ。これが私の最後のお願い」___


ちゃんと守るからね

荵「紗希待った?」
紗希「ん?イヤ待ってないよ」
「そっか。洸夜と恭弥はまだ?」
「まだ終礼終わってないよ」
「遅いな」「もうすぐ終わると思うよ」

そういえば私のクラスにいなかったって事は荵と同じクラスなのかな?

「ねぇ荵」
「ん?なんだ?」
「__の双子の弟と同じクラス?」

「え?あぁそう…だよ。みたのか?」
「うん、さっきね」
「そっか…。驚いたよな」
「うん、ビックリした」

ガラガラガラガラ

「終わったみたいだな」
「そうだね」

あ、恭弥だ

洸夜もきた

恭弥「遅くなってわりぃ」
紗希「イヤ別に」
荵「帰るか」
洸夜「うん」

私たちは全員揃って帰る事にした

帰る場所は家ではない

私達四人が今から行くところは


私四人が属している

「黒星」のアジト

私以外の三人も黒星に属している

天宮荵 副総長 舞王
コードネーム:RIO

桜庭恭弥 幹部 聖王
コードネーム:RIKU

永瀬洸夜 裏幹部 悪王
コードネーム:RITO


そして…

「あ、RIAさん!」
「RIOさん、RIKUさん、RITOさん!」


「「「「「ちぃーッす」」」」」

この子達は


私の信用している

多くの仲間たち

ここが私の唯一本性でいれる場所

そうは言っても何が本当の私かはまだ自分でもわからない

でもここにいる時が、こいつらといる時が一番居心地がいい事は間違いない

これから何があろうとも私はこの子達を守らなければならない。これは使命ではない。私自身で…私の意思で決めたこと



紗希SIDE *end*
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