伝説のヤンキー I
あれはちょうど紗希達が小4の時の出来事だった

裕翔は親友を庇う為に背中を刺された

出血大量で生と死の狭間にいた

誰もが「助からない。」と思った

だが、どこで知ったのかは分からないがある1人の裕翔と同い年ぐらいの女の子が突然姿をみせた

そしてその少女はいきなり真顔で

「私の血を少しあげるよ。今手術してる橘裕翔と私の血は少しだけ似てるから助かるはずだよ。」

と言った

誰もが顔がポカーンとしていた

いきなりそんな事を言われたら誰だってそうなるのは目にみえていた

だが少女はその場にいた家族や友人達の返答も待たずに手術室へと勝手に入っていった

それに気付いた父親らしき人に止めに入ろうとした。
だがそれは後から来た少年によって止められた

その少女が手術室に入ってから約40分ぐらいたった時に手術室の扉が開き例の少女が出て来た。それと同時に裕翔も出て来たのであった

そして少女と母親らしき人を止めた少年はそのまま普通にどこかへ消えてしまった。
__________

「やっぱあの時の血が原因か…」

「あの時の事が原因か…」

「とにかくRIO、わかった?」

「(でもなんで今なんだ?もっと前にこっちの世界に入ってきてるはずなんだけど。何で今更…。)



これは一つの小さな事件の前触れだとゆう事にはまだ誰も気付いていなかった…。









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