伝説のヤンキー I
…遅い…

あれから1時間は経ってんぞ

今何時だ?

……


21時!?!?!?!?

いつまでここにいればいいんだよ

いい加減キレんだけど

ブオーン

なんだぁ?うるせえな

バイクか?

バイクは俺の前に止まりやがった

そしてヘルメットをとった

そこにいたのは大人びた顔をした美人な女の人がいた

「あんたが橘裕翔?」

裕翔「そうだけど…あんただれ?」

「私?私はRINAよ」

裕翔「RINA?名字は?」

RINA「本名を教えるわけにはいかないの。でもあんたとはまたどこかで会うかもしれないわね」

おかしいの
「ふーん、そう。」

「じゃあ乗って。裕翔を家に届けるわ」

いきなり呼び捨て…

ま、いっか
「届けるって…。RINAは俺の家知ってんのか?」

「知らないわよ?」

はぁ?知らないって…

「じゃあどうやって俺の家帰るんだよ」

「住所覚えてるから大丈夫よ。裕翔のお母さんに住所教えてもらってるから」

「じゃあお母さんの知り合いってRINAなわけ?」

「いや、違うわよ?私の友達が裕翔のお母さんの知り合いなの」

違うんだ

「お母さんの知り合いの子といつか必ず会うことがあるよ。ま、もう会ってるかもしれないけどね」

は?なんだそれ

「あ、ついたわよ」

「は?いつの間に…」

もうかよ、はやすぎだろ

「それじゃあね、またいつか会えるといいわね」

「あぁ、またな」
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