伝説のヤンキー I



午後18時 黒星のアジト 地下

ギリィ

険悪な雰囲気が漂っていた

「そう、わかった。龍恋…ねぇ。
ライ、あんたにもう一つ頼みたい事がある」

「ん?なに?俺で出来る範囲なら何でもするけど」

「裕翔の幼馴染の古畑愛梨を捕まえてどこか安全な場所に連れて行って欲しいんだけど」

冷酷な表情。

まさにその表情をRIAはしていた

何を考えてるかさっぱりわからない。
だが、だからこそ皆はこの女…RIAについて行くのだろう

ライとゆう男は驚いた表情をしていた

「なんで古畑愛梨を?」

「古畑愛梨は裕翔の地雷のようなもの
敵もその事ぐらいには気付いてるはずだよ。だからわざと古畑愛梨を傷付け裕翔の中に宿ってる力を発動させその力を手に入れる。裕翔に宿ってる力を手に入れる方法の中で一番手っ取り早くて一番簡単な方法」


「他にも方法があるって事だろ?だったら…」

ライは何故か焦りながら反論していた

RIAはなぜ焦っていて反論しているのかを知っているのかこう言った

「ライ、あんたが何で焦っているのかわかるよ。あんたと古畑愛梨の関係もね
ライが何を言いたいのかもわかる。確かにもう一つ方法はある。だがそれは私を殺さなければならない。あの力は元はと言えば私の力なわけ。この二つの方法しかないの 確実に力を手に入れるには始めに言ったやり方が適任だよ」

ライは納得したような表情はしていなかったがそれ以上何も言わなかった

RIAは帰り際にライにある事を言った




「大丈夫。___________。」



「ッ!RIA…」

「任せたよ。ライ」

「ッ!あぁ任せとけ。」

ライはRIAの言葉を聞き何かを吹っ切れた表情をしてRIAの背中をずっとみていた。


(なぁ紗希。やっぱお前はすげえよ
何を考えてんのか全然わかんねえけどお前は言葉一つで俺を安心させてくれる
だからあいつらもお前についていくんだよそんでもって紗希いつも俺を正解へと導いてくれる
お前について行って正解だったよ)


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