伝説のヤンキー I

トン トン トン トン

静かなる暗闇の中を彷徨う女が1人

そしてその反対方向からまた彷徨う男が1人

そして2人は立ち止まり女は微笑み、男は睨む

女の名は

「あれぇ？なんであんたがここにいるわけ？」

三葉亜梨沙

男の名は

「てめぇには関係ねえだろ？」

古畑ライ

そして2人は

「あら、そう？でもまぁここで会ったのが運の尽き」

「そうだな」

剣を構えて

剣を取り

戦う

拳をぶつけ合い


「ライ、なんでそっち側につく？」

「てめぇこそなんでこんな事をする」

「さぁ？なんでだと思う？」

「それをこっちは聞いてんだよ」

暗闇の中

血塗れになりながらも戦う男と女

「そうだったね。そうね、単純にこの世界を壊したいだけかな？」

「あの事件が原因か？」

「さぁ、それは言えない。で、ライ
あんたがそっち側につく理由はやっぱりあの子が原因なわけ？」

「そうだよ、亜梨沙。俺はあいつを守りてえだけだ」

剣をぶつけ合い

拳をぶつけ合い

倒れそうになっても2人は戦う

「元カノを殴るなんてヒドイ男」

「あぁ、そうだな。それを言うならそっちも一緒だろ？元カレを殴るなんてヒドイ女だな」

ライがそう言ったと2人同時にパチーンと指を鳴らしそして身体が光った

「「チェンジオブチェンジ」」

そして2人は先程とは違い血塗れだった身体がキレイさっぱりになり

黒の衣装を纏っていた

そして女の後ろには

「龍恋」と書かれており

男の後ろには

「龍凛」と書かれていた

そしてまた2人は剣をとり

戦う

ただ違うのはさっきの剣とは違い剣には黒い影が纏っていた＿。