伝説のヤンキー I

「RISA、ライさんが誰かと喧嘩して大怪我おったらしい」

「え？ライさんが？RIKI、それまじ？ウソじゃないよね？」

「ウソじゃねえよ」

RISAとRIKIはある建物の扉の前にいた

「てゆーか、ライさんいつの間に…」

「元からライさんは俺らが来たら家に帰る予定だったらしいしな」

「あぁ、そうなの？」

RISAはその事を知らなかったので驚いていた

「お前RIAの話聞いてなかったのか？」

RIKIは当たり前のように突っ込みを入れていた

「ライさんが大怪我なんて…
相手誰なんだろう？」

「確かに…あのライさんを…」

2人は何かを思い出したのか身体がブルッと震えた

2人にとってライはそれほど怖い存在

「てゆーか、それって敵なのかな？」

「あぁ、敵みたいだせ？RITOがそう言ってた」

「まじで…？それヤバイじゃん。もしここに来たら…私ら2人しかいないし…勝てるの？」

「さぁ、どうだろうな？ライさんがやられるほどだしな。勝てるかどうかわからない…」

2人は困り果てていた

2人にとって怖い存在のライが大怪我を負うほどの相手

だからこそ2人は困っていた

もしここにその敵が来たら。と

「でもここの場所は安全だし敵にもバレねえだろ？」

「そうだよね、うん、そう。来るはずないよ」

2人は無理矢理納得していた

だが、そんな2人の想いも簡単に…


捨てられた


「いやぁこれはこれは黒星の黒王と悪姫じゃないですか。って事はここに古畑愛梨がいるんですね」

2人はとっさに辺りを見回した

「だれ？」

「どこにいやがる。さっさと出てきやがれ」

だが、どこを見回してもどこにもいない

「上ですよ。上。貴方達の…」

「上？」

「上みてもいなかったぞ」

2人は上をみた

だが、遅かった

「真上ですよ」


「いつの間に？！」

「なんで私達の真上に…」

ドオオオン

2人は地面にぶっ倒れた

「ふっ、この中に古畑愛梨が…」

敬語を使うメガネの男は静かに扉の方をみていた…