伝説のヤンキー I
「そうですね、本気でやりましょうか。本気でやらなきゃ面白くありませんもんね」

隆司はそう言いながら顔についた血を拭いながら立ち上がった

「あぁ、面白くねえよ」

こいつは強い

だから本気でやらなきゃ面白くねえよ

「次は私の番です」

どんな魔法を使う?

とりあえずこいつを見失うな

「私が速いだけとは思わないで下さい」

ッ!!

動かねえ
どうきやがる

「水魔(すいま)」


ッ!!

なんだ、これ?

俺の周りだけ
水に囲まれてやがる

チッ

「氷魔(ひょうま)」

RIKIは水に囲まれたので水を氷で凍らせた

「氷も使うのですか。なら…」

どうくる?

集中しろ

「水の棘(ウォーターソーン)」

水の棘…?

水に棘って…

変なの

ッ!!

速い!!

隆司の攻撃はRIKIに向かってもの凄い速さで襲っていった

チッ、避けきれねえ

これも凍らすか

「氷魔」

ッ!!

RIKIは凍らそうと思ったが凍らなかった

「申し訳ないんですけどその棘は凍りませんよ。」

あんまり使いたくはねえけど…

「氷の闇(アイスダーク)」

これしか方法がないんだ

「氷の闇?聞いた事がない魔法ですね」

「ッ!!裕平!!それを使ったらダメぇええ!!」

(な、なんですかこれは…。水の棘(ウォーターソーン)が…破壊されていく…。それよりあの魔法は…?
氷の中に黒いものが…。)


そしてRIKI(裕平)が放った魔法
氷の闇(アイスダーク)は水の棘(ウォーターソーン)を全て破壊し隆司に直撃した

そして隆司はボロボロになり
地面に倒れた


ハァハァハァ

やべ、魔力使いすぎた

もう立ってるのもやっとだ

意識が…

「裕平!!」

何、俺の名前呼んでるんだよ

今はRIKIなんだよ

それより

泣いてんじゃねえよ

お前の泣き顔なんざみたくねえよ


愛美…。

「裕平!裕平!しっかりして!」



そこで俺の意識が途絶えた




愛美の声を聞きながら…



RIKI SIDE *end*
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