私の大事な彼氏様。



「もしもし」


「あぁ別にいらないから、捨てていいよ。」


「いいって!んじゃあ、おやすみ。」



多分、やましい事がないから、私の前で堂々と電話が出来るんだよね?


でも、なんか、ムカツク・・・。




「電話、何だったの?」


「ハンカチ、間違って持って帰ったって。」


「ハンカチ貸したの?」


「うん。何で?」


何でって事ないけど・・・。私がハルの為にアイロンかけたハンカチを人に貸して、“捨てていい”ってどういう事よっ!!


あーなんか今、何に対してもムカツクっ!




「私、もう寝るから」



私は一人でベッドに潜り込んだ。


だってこれ以上話してたら、嫌な事言っちゃいそうなんだもんっ!!




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