私の大事な彼氏様。



テレビは、クリスマス一色。


デートなんてしなくても、こうしてハルと二人で、クリスマスを過ごせるだけで、私は幸せ。



ちょっぴり甘えて、くっついても、いつもの“ぶー子、重い!”ってセリフは聞こえて来ない!!




クリスマス映画を一緒に観て、ピザを食べた。


お昼寝したからかな?


気分も何だかスッキリしてる。




映画が終わると、ハルはテレビを消した。





「ハル、もうお風呂入る?」



スリスマスはもうお終いかな?って思った時、



「ぶー子、目つぶってて?」


ハルはニヤッて笑った。



何だか分からないけど、私はハルが言う通りに目を閉じた。


ゴソゴソ・・・


ハルが動く気配だけを感じた。



「いいよ。」


「何?」



目を開けて、見渡しても、特に変わった様子はない。




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