オオカミ少女と オオカミ少年
再び 。
嘘でしょ ... !?
お兄ちゃんの大学の合格発表が
あったらしく、県外に行ってるから
無理....
...とか!ありえない !!
とにかく、帰る道を聞こう ...
「お電話、ありがとうございます」
私が電話を返すと
「いいのよ 、家の人が来るまでここで
待ってる?」
カウンターの中にも椅子があるらしく
お姉さんは椅子に座りにこやかに
私の返答を待っている 。
「や、実は親が県外にいるらしくて ...
歩いて帰るので道を教えてください !!」
時計を見ると夜10時、
家につくのは何時になるんだろ
時計を気にする私にふわふわのお姉さんは
こうゆうのをわかっていたかのよう
に、言った。
「なら、送ったげる」
そっからはお姉さんのペースで、
弟がバイトから帰ってくるから
弟さんにバイクで送ってもらえるらしい..
男の人のバイク ...
いやいや、無理じゃないですか
そこからは、他愛も無い話で
時間が過ぎた 。
ふわふわな天使みたいなお姉さんは
思ったより天然で、話しやすかった 。
がらんがらん、
と、ドアのベルが鳴る
「あ、お帰り 〜」
お姉さんが声をかけたその人は───
「え゛ ... 」
「は .... ??」
コンビニの店員さんだった。