オオカミ少女と オオカミ少年

寝過ごした 。




「....っ、さむっ ...」



目を開けると真っ暗で、

ベンチの上にある街灯が

チカチカと私を照らしていた 。


まって !? なんで !? 私、寝てた !?


焦って携帯を見ると、


不在着信 麻里

不在着信 麻里

不在着信 麻里

不在着信 麻里




や、ば !!


あまりにも気持良すぎて


寝ちゃってたんだ !!


バスを使ってここに来たけど、


正直道のりがよくわからない 。



「ど、どうしよう .....」


麻里に連絡..と、気づいた時には



電源が



落ちていた 。


なんで !? 充電切れ !?


ありえない 。


持ち金も ... お小遣い前でちょっとしかない


タクシーは、無理 ..か。


ん、仕方ない


公衆電話を探して、辺りを歩きまわることにした。





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