続・迷惑なイケメンに好かれました。
頭を抱えながら、その場に座り込む。
俺、完全に頭おかしいやつ。うん、決定。
だけど、これは芽依ちゃんが悪い。
いつもはおろしてる髪はゆるく巻かれていて、メイクもしているせいで、いつもより更に可愛い。
もう、何なの。街中歩かせたくない。他のやつに見せたくないんですけど。
え、俺、どうしたらいいの。
こんな芽依ちゃんの横、どんな顔して歩けばいいわけ。
「え、なに。もしかして芽依の彼氏!?」
「ちょっ……お母さん!!」
……うん、やっぱりお母さんだったみたいだ。